04アメリカ往路 ESTA手続きと入国の背景

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✈️ 04 アメリカ往路:ESTA手続きと入国審査の背景

南米へ向かうとき、日本や台湾からの直行便は存在しない。

そのため、多くの旅行者がアメリカを経由することになる。

今回の旅でもロサンゼルス(LAX)を経由したが、

ここには“アメリカならではの入国の厳しさ”が詰まっていた。


📝 ESTA申請は「形式」ではなく、本当の審査の一部

南米に向かう前に必ず必要になるのが ESTA申請

アメリカの土地に足を踏み入れるには、乗り継ぎであっても必ずESTAが必要だ。

ESTAはただの旅行申請ではなく、

「あなたがアメリカに入国しても問題ない人物か」を事前に審査する仕組み

アメリカはテロ対策・不法滞在対策を徹底しており、

“アメリカの領土に足を踏み入れる=審査対象”という考え方が根本にある。

🔗 ESTA申請は10分で完了:公式サイトと簡単な手順

ESTAはすべてオンラインで完結する。

申請手順はとてもシンプルで、

  1. 公式サイトにアクセス https://esta.cbp.dhs.gov/
  2. パスポート情報を入力
  3. 渡航の住所(ホテル or “In transit”)
  4. 緊急連絡先
  5. クレジットカードで21USDを支払い
  6. 一般的には72時間以内(=2〜3日)で結果がでる。

有効期限は 2年間 で、

その間の渡航は追加申請する必要はない。

詳しい説明はここでは割愛するけど、

「アメリカ領土に足を踏み入れるなら、ESTAは一番重要な準備」と覚えておくといい。


🛬 乗り継ぎでも、一度「完全に入国」する必要がある理由

アメリカは国として“乗り継ぎ客だけ特別扱いする”という発想がない。

  • 指紋採取
  • 顔写真撮影
  • 入国審査官との質疑
  • 預け荷物の一時受け取り・再預け

これらを乗り継ぎ客にも全員実施している。

アメリカは「乗り継ぎ客であっても、全員チェックするべき」という発想が徹底している。


🛄 入国審査の列で起きた、忘れられない出来事

長い入国審査の列に並んでいると、

あるアジア系の男性がずっと誰かと電話で話しながら列を進んでいた。

英語はまったく話せない様子だ。

彼が持っていた、大きなボストンバッグが列の後ろに放置されたまま

アメリカの空港で「無人の荷物」は一瞬で警戒対象になる。

後ろにいた旅行者がそれに気づき、

「誰かの忘れ物ですか?」と周囲に声をかけ、最終的に職員に報告することになった。

職員がバッグを確認し始めた瞬間、

その男性はようやく自分のバッグがないことに気づき、

青ざめた顔で慌てて駆け寄ってきた。

そこから空気は一気に変わった。


😨職員の厳しい問い詰め、とまどう男性、張りつめる空気

険しい表情で職員は次々に質問を投げかける。

  • 「なぜ置きっぱなしにした?」
  • 「声をかけられたのに、どうして反応しなかった?」

しかし彼は英語が理解できず、

何も説明できないままとまどっていた。

説明できないことが、さらに状況を悪くする。

周囲も息を飲むほどの緊張感が漂い始めた。

やがて別の職員が呼ばれ、

男性は 別室(Secondary Screening) へ連れて行かれた。

その後どうなったのか、

入国できたのか、

誰も知ることはなかった。

ただ、あの場の張りつめた空気だけは、

今でも忘れられない。


🇺🇸 日本人でも“普通に”入国拒否される(かも)

この一件を見ながら改めて感じたのは、

アメリカ入国は国籍に関係なく厳しいということ。

世界一安全な最強で安全な日本のパスポート、

日本人だから安全ということは、もうない。

入国拒否 → 即日強制送還

になるケースは、実は珍しくないそうだ。

理由は明確で、アメリカの審査官は

“リスクの可能性があるかどうか”だけを判断するからだ。

  • 英語で説明ができない
  • 滞在理由が曖昧
  • 宿や帰国便の証明が弱い
  • スマホのメッセージ内容で誤解される
  • 「帰国する根拠」が弱い

これらが重なれば、誰でも簡単に別室送りになる。

つまり、

「説明できない」「不自然に見える」というだけでアウトになるのがアメリカ入国の現実。

移民国家だからこそのセキュリティーだと思う。


✈️ アメリカ入国は旅の“儀式”のようなもの

あのボストンバッグ事件を目の前で見たことで、

アメリカがなぜここまで徹底的に審査するのかを

身をもって理解することになった。

南米旅はただ遠いだけじゃない。

こうした“アメリカという国の厳しさ”をくぐり抜けてこそ始まる旅でもある。

ロサンゼルスでの入国審査を終えた瞬間、

ようやく心の中で旅のスイッチが入った。

「ここから南米の大冒険が始まるんだ」──

そんな実感が、一気に湧いてくる。

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